ドラッグストア[薬局・薬店]

ドラッグストア[薬局・薬店]情報(冬)

乾燥する冬!ドラッグストアには便利グッズがいっぱい/ホームメイト



冬は空気が乾燥し、気温も下がり過ごしづらい季節です。特に年末年始は多くの人が多忙となるため、体調管理に気を遣う時期でもあります。そこで身近なドラッグストアを利用して日々の体調の管理ができるような冬のドラッグストア情報をご紹介致します。

冷えとり

冷えとり

「冷えは万病のもと」とよく聞きますが、この言葉の通り冬は気温が低く体が冷えてしまいがちです。冷え性はもともと女性に多く、デスクワーク中心の女性に多い肩こりや腰痛、女性特有のおなかの痛み、お肌のくすみやシワに関係があると言われてきました。本来、血液は人間の体に必要な酸素や栄養素を運び体中に運ばれるのですが、体が冷えると血流が悪くなってしまい、体が必要としている酸素や栄養素をうまく運べなくなってしまいます。また、血液は必要な物を運ぶだけでなく、不要となった老廃物なども運び体外に排出する役割があります。体が冷えてしまうとこの血液のめぐりが悪くなってしまい、様々な悪影響を体に及ぼすと言われています。

そのような冬の冷え対策に効果的なのが、「冷えとりグッズ」。代表的な物は昔ながらの湯たんぽやカイロです。近頃は電子レンジで温める湯たんぽや、直接飲んでじんわりと体を温めることができる「食べるカイロ」も登場しています。また、絹と綿の靴下を重ね履きすることで、足元の冷えを取る靴下のセットも注目されている冷えとりグッズのひとつです。蒸気の力で目の疲れを温めながら癒す物など他にも様々な冷えとりグッズが発売されているので、うまく利用して寒い冬もストレスなく過ごしましょう。

薬を買うときはドラッグストアで相談

冬は忘年会や新年会、帰省などアルコールを飲む機会が増える季節です。厳しい気候のなか、オンタイムにプライベートに忙しい日々を過ごすとちょっとしたことで体調を崩しがちです。そのようなときにドラッグストアで手軽に購入できる薬を利用することも多いと思いますが、薬には飲み合わせがあり、特にアルコールを飲むときには注意が必要な物があります。常備薬としても利用することの多い解熱鎮痛剤や風邪薬、鼻炎薬はアルコール飲料と一緒に摂取すると、脳神経系の過剰なはたらきを抑える薬のはたらきを強めてしまい、意識レベルが低下しやすく、ひどい場合は死に至ってしまう危険性もあります。

また、食べ過ぎや飲み過ぎになりがちな飲み会シーズンに欠かすことのできない胃腸薬ですが、こちらもアルコール飲料と飲み合わせると危険です。薬がアルコールの血中濃度を高めてしまい、少しのお酒でも酔っ払って酔いが普段よりも早くまわり、悪酔いしやすくなってしまいます。ドラッグストアには薬のプロフェッショナルである薬剤師がいるので、医薬品を購入するときには薬剤師に相談し、自分に合った薬を購入すると良いでしょう。

冬のヘアケアのポイント

空気が乾燥する冬は髪の毛も乾燥してしまいます。夏に浴びた紫外線をそのままにしてしまったことで、髪や地肌が乾燥して水分が不足してしまい、髪型がまとまりにくい、抜け毛が出てしまう、気がつくと薄毛になっていた、といったダメージも起こります。冬は乾燥しやすいだけでなく、気温が低いために普段よりも熱めのお湯をシャンプーの際に使いがちで、ダメージがより起こりやすくなってしまうこともあります。髪のダメージがあるとツヤが出づらくなってしまうだけではなく、カラーリングの際にカラー剤がしみてしまいうまくカラーが染まらないこともあります。

冬のヘアケアには普段のケアに加えてヘアオイルがおすすめです。普段のお手入れに加えてドライヤーをかける前などに適量のヘアオイルをなじませることで、冬の乾燥に負けない美髪を作ることができます。最近のヘアオイルには全身に使えるヘアオイルやオーガニックの物と種類が多くあるので、自分に合った一品をドラッグストアで探してみましょう。

また、最近のドラッグストアには敏感肌用などの髪の毛や頭皮のうるおいを守りながら汚れを優しく落とすアミノ酸系のシャンプーが増えています。ドラッグストアを上手に利用して冬に負けないきれいな髪を保ちましょう。

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冬のドラッグストアの売れ筋は、やはり寒さ対策品。通勤や通学に欠かせない商品が店頭を彩ります。寒がりの人も寒さに強い人も、日常を送る上で欠かせないマストアイテムが並び、冬本番を告げます。

使い捨てカイロ

使い捨てカイロ

1月~2月は1年の中で最も冷え込みが厳しくなる時期です。様々な防寒具に身を包んでも、寒さに弱い人はなかなか堪え難いもの。こうした寒さの厳しい時期に欠かせないのが携帯用カイロでしょう。冬場の通勤・通学には手放せない人も多くいます。中でも使い捨てカイロは、手軽に暖をとれることから、ドラッグストアでもこの時期の売れ筋商品です。使い捨てカイロが登場したのは1975年(昭和50年)で、現在の旭化成が発売した「アッタカサン」が商品化第1号とされています。その後、家庭日用品メーカーが「ホカロン」「ホッカイロ」などの商品を発売し、今では各家庭にすっかり浸透しました。

使い捨てカイロの原理は、鉄粉の酸化作用を利用した物で、火を用いず安全に暖かくなることや、構造が簡単であり、原料が安いことなどから一気に普及。最近では大きさも様々で、腰など暖めたい部位に当てられるよう粘着テープがついた物も登場しています。

発熱の持続時間は12時間以上で、ほぼ往復の通勤・通学の時間帯をカバーしています。使い方もポケットに入れたり、マフラーにくるんで巻いたりと、効果的に温かくなる方法や温かさが持続する方法を考えているようです。ちなみに、温める場所としては腰の下の仙骨部分、首の後ろ側、脇の下、太ももの内側が効果的。これらは血管が多く流れている場所で、手足や体を巡る血液が行き渡りやすいからです。寒いからと言って、指先や足先を暖めるのは逆効果で、暖められた血液は内臓に送られてしまうため、かえって手足が冷たくなってしまいます。

使い捨てカイロで効率的に暖め、寒い冬を乗り切りましょう。

風邪薬

冬は風邪を引きやすい季節と言われ、インフルエンザなどに感染して大流行することもあるため、風邪薬は家庭の常備薬として欠かせません。ドラッグストアなどで販売されている市販の風邪薬は、正確には総合感冒薬と言い、頭痛、発熱、咳、くしゃみなど風邪の諸症状を緩和させる効果があります。総合感冒薬は各医薬品メーカーから様々な物が出され、その種類は数十種類にも上ります。また、薬の形状も錠剤、カプセル、粉末、飲料などがあり、さらには小児用などが用意さていることもあります。風邪薬の中には、のどの痛みや解熱、咳・くしゃみなど特定の症状に特化した物もありますが、これらは各症状に有効な成分を多く含んでいることから示される物で、実質的には大きな差はないようです。

風邪薬を服用するときは、説明書をよく読んで、用法・用量をしっかり守るようにしましょう。また、他の薬との併用は避けるようにし、服用する場合は医師に相談して下さい。

リップクリーム

寒くなると空気が乾燥し、肌もダメージを受けます。特に唇は常に外気に晒されているので、潤いが奪われやすく、カサカサになりがちです。そうなる前にリップクリームを塗って、乾燥予防をしましょう。リップクリームは、唇に薄い油膜を作ることで、潤いを逃さないようにし、瑞々しさを保持します。荒れた唇は印象にも響きますので、この時期は、男女問わず、携帯しておきたい必須アイテムのひとつになっています。

成分はミツロウ、ワセリン、メントールなどで、ビタミンやサリチル酸などの有効成分や香料が加えられている物もあります。口紅のように唇に直接塗るスティックタイプの物が人気ですが、指先にとって唇に塗るゲル状の物も販売されています。

リップクリームを塗るときは、唇の繊維に沿って縦方向に塗るのがポイント。横に塗るとシワの間まで保湿成分が行き渡らないため、十分な効果を発揮できません。塗る回数は1日5回程度で、何度も塗ると摩擦で炎症を起こすこともあり、かえって逆効果になります。

正しく使って、唇を乾燥から守り、潤いを保ちましょう。


冬場は空気が乾燥して、肌の潤い成分も減少しがちです。そこから引き起こるのが乾燥肌です。ひどくなると肌荒れにまで進展しますので、しっかりケアして乾燥肌にならないよう予防しましょう。

乾燥肌のケア

乾燥肌のケア

冬に肌がカサカサになって、潤いがなくなることを乾燥肌(ドライスキン)と言います。空気が乾燥し、汗もかかなくなる季節のため、冬は乾燥肌の人が増えてきます。ドラッグストアでは、冬場になると保湿クリームなどが店頭に並びますので、これらを利用して肌の潤いを取り戻しましょう。

乾燥肌は、皮脂の分泌量が低下し、角質細胞間脂質などが減少することで角質の水分含有量が低下する状態です。皮膚の水分は、発汗や皮膚からの蒸発などによって失われますが、体内側や大気中の水分により補給され、角質細胞間脂質によって保たれています。

乾燥肌の原因は、年齢や体質、気候、生活環境、ライフスタイルなど様々な要因が関係しており、また腎不全・粘液水腫(すいしゅ)・栄養障害、ビタミンA欠乏症などの病気が起因する場合もあります。乾燥肌の特徴としては、白く粉をふいたように見える鱗屑(りんせつ)が現れます。これは、角質層の結合力が低下し、浮き上がってきた角質細胞が皮膚表面に付着したものです。

また、乾燥肌の原因として、皮脂欠乏症(乾皮症)があります。これは、加齢などで皮膚の表面の脂分が減少することにより皮膚の水分量が減り、肌が乾燥する病気です。中高年者の手足によく見られ、皮膚がカサカサしてはがれ落ちたり、ひび割れたりします。また、痒みを伴うので手で掻いたり、赤みやひび割れなどの急性湿疹が発生します。

皮膚は、皮脂膜、天然保湿因子、セラミドなどからなる角質細胞間脂質の3つの物質がバリアを作って、紫外線やアレルゲンなどから肌を保護し、肌内部の水分が蒸発しないように守っています。乾燥肌は、このバリアが破壊された状態で、外的因子によって刺激を受けるとヒリヒリしたり、痒くなったりします。ハンドクリームなどは、油脂を含み、破壊されたバリアを補うものです。これらを利用して、入念にスキンケアをしましょう。

乾燥肌の予防

乾燥肌の予防

乾燥肌の改善は、肌の潤いを保つようにするのが一番です。そのためには①スキンケア②食生活③生活習慣の3つがポイントとなります。

スキンケアとしては、肌をこすりすぎたり、クレンジングや洗顔の回数が多かったりすると角質層の破壊に繋がります。化粧後のクレンジングによっても、セラミドなど保湿成分も洗い流してしまうので注意しましょう。洗顔ではこすったりすると角質層にダメージを与えるので、洗顔剤などをよく泡立てて、優しく洗うようにします。

食生活では、ダイエットなどでバランスの悪い食生活を過ごしたり、偏食したりすると肌の再生に必要な栄養分が摂取できず、乾燥肌や肌荒れを引き起こします。特に肌はタンパク質でできているので、タンパク質の摂取は欠かせません。また細胞膜の主原料となる必須脂肪酸、肌の代謝を促進するビタミン類などは十分に取るようにしましょう。

生活習慣としては、睡眠不足、ストレス、暖房の当たりすぎ、短時間の入浴などが肌の再生を妨げます。肌は睡眠によって再生され、セラミドなど細胞間脂質は角質層内に放出されます。細胞間脂質は保湿機能の80%を担っており、睡眠が不足すると細胞間脂質の生成量が減少して、保湿機能が十分に働かなくなります。また、エアコンなど暖房に当たりすぎると、肌の水分が蒸発して角質層から水分が失われていきます。加湿器などをつけて、室内を乾燥させないようにすることも乾燥肌対策には必要です。

このように3つのポイントに気を付ければ、乾燥肌の予防に繋がります。