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ドラッグストアの取り扱い品
[パーソナルケア商品]
パーソナルケア商品は、「トイレタリー商品」「ビューティーケア商品」と呼ばれることもあり、いずれも身だしなみを整えるための商品を指します。
「パーソナルケア商品」とは

明確な定義は存在せず文献や業界によってその定義は異なりますが、主に「身体の洗浄や身嗜み、嗜好などを目的とした商品の総称」として指され、化粧品、洗剤、医薬品(医薬部外品)の中に含まれます。また、主に以下のものを指します。
- ボディケア(ボディクリーム、マッサージジェル、角質ケア商品など)
- スキンケア(ハンドクリーム、リップクリーム、毛穴ケア商品など)
- フェイスケア(メイク落とし化粧品、洗顔料、パック、ニキビケア商品など)
- ヘアケア(シャンプー、コンディショナー、育毛剤、ヘアワックスなど)
- シェービング(かみそり、シェービングクリーム、脱毛ワックスなど)
- その他(入浴剤、香水、ネイルケア商品、トラベル関連グッズなど)
パーソナルケアの必要性

「パーソナルケア」は、自らの体質、体調、特質を知ることで、自分に合った解決方法を見いだし実践していくことです。そのため、美容面ではもちろんのこと、介護や健康意識、ビジネスの場でもこの言葉が使われることがあり、性別や年齢に関係なく、毎日をイキイキと過ごす上でも大切だということがよく分かります。
また、パーソナルケアを上手に実践している人は身だしなみに清潔感があり、他人にも好印象を与えることができるでしょう。
パーソナルケアの取り入れ方

パーソナルケアに関するすべての商品が、私たちにとって必ずしも必要という訳ではありません。だからこそ、日常の身だしなみやトラブル予防の必要性を感じた時に効果的なものを取り入れて使うことがポイントです。
例えば、化粧をしたらメイク落としが必要となり、水仕事などで手が荒れてしまうのを防ぐためにはハンドクリームが役に立ちます。男性ならひげ剃りに必要な商品や整髪料を毎日使っている人も多いでしょう。
また、パーソナルケアに注目が集まっている現代において、画期的な新商品も次々と登場しておりドラッグストアなどで手軽に手にいれることができます。日頃から自分や家族の身だしなみについて関心を持つことがパーソナルケアの第一歩と言えます。
男性のためのパーソナルケア商品

昔は、化粧品やボディケア商品は女性だけのものという認識があり、男性が百貨店や化粧品コーナーに立ち寄ることがほとんどありませんでした。しかし、近年では男性をターゲットにしたパーソナルケア商品が次々と登場しており、誰でも気軽に立ち寄ることができるドラッグストアには専門コーナーも設置されています。男性のパーソナルケア商品は「メンズ化粧品」、「メンズコスメ」などと呼ばれ、フェイスケアや整髪料が中心になっています。
女性用の商品と比べて、皮脂や油分の多い男性に合わせた成分が配合されていることが多く、爽快感のある使い心地などが特徴です。男性のメイクやネイルケアともなると賛否両論がありますが、最低限の身だしなみや清潔感に気を使いたいという気持ちは、多くの女性が支持しています。